ふわふわしたクッションも好きだけど、体を包み込むように形を変化させるビーズクッションにハマってしまう方が年々増えています。
サイズも豊富なので、リビングが寝室などの色んな場所でビーズクッションを愛用している方もいるでしょう。
ビーズクッションは本体そのものがカバーになっていますので、使っているうちに汚れも気になります。ペットを室内で飼育している方は、おしっこや臭いがついてしまうと衛生面でも心配になります。
特殊なビーズを使っているので「どんな洗濯をすればいいのか」「洗濯して中身が飛び出したら困る」などから、洗濯そのものをためらってしまうこともあります。
ここではビーズクッションの洗濯方法、しっかり乾燥させる干し方、手入れの方法についても紹介しますので参考にしてみてください。
目次
ビーズクッションは洗濯しても大丈夫なの?
カバーが別売りしているものもありますが、多くはビーズとカバーが一体化したものが多いビーズクッション。サイズもコンパクトなものから、ソファの代わりになる大きなものまで色んなものがありますが小さなものは家庭でも洗濯することはできます。
洗濯表示を確認して「手洗い可」のマークがあれば、自宅での洗濯にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
ビーズクッションの洗濯は大変!だからこまめなメンテナンスできれいをキープ
サイズの大きなものは、ソファベッド代わりに使用されることも多いので「別売りカバー」が販売されています。このようなものを利用すれば本体の汚れを気にすることはありませんが、一体化したものは頻繁に洗濯することができません。
なぜなら、ビーズクッションは水を含むと重量が重くなり持ち上げたりすることが困難になったり、乾くまでに時間がかかってしまうからです。
ペットを室内で飼っている方は、クッションも汚れやすいので洗濯したほうがよいのですが、そうでない場合には簡単なケアをおすすめします。
天気の良い日には干しておく
布団を干すように、ビーズクッションも天気の良い日にはお日様にあててあげましょう。紫外線には殺菌・防臭効果がありますので、ちょっとした臭いは消えてしまいます。
ベランダがあれば、休日においておくだけでも効果がありますのでお試しあれ!色物は長時間日に当ててしまうと、日焼けしてしまいますので風通しが良い場所で干してください。
消臭スプレーを使ってスッキリ
汗のにおいなどが気になった場合には、消臭スプレーの出番です。除菌効果もありますし、香り付きであればほんのりと良い香りで新品気分を味わうことも可能です。
たっぷり吹きかけたらしっかりと乾かすこと。スプレーがしっかり乾燥していないまま使うと、ほこりまどが吸着しやすくなり汚れがつきやすくなってしまいます。
お出かけ前にスプレーしておけば、帰宅した頃にはしっかり乾いていますので直ぐにビーズクッションを使うことができますよ。
汚れが気になったら部分洗いでスッキリ
汗や皮脂が気になるだけなら特に丸洗いする必要はありません。表面の汚れだけを拭き取ればいいのですから、おしゃれ着用洗剤を水に溶かしタオルをその中で絞ってクッションを拭きましょう。これだけで十分にきれいになりますので、あとはよく乾かしてつかうだけです。
飲み物をビーズクッションにこぼしたり、ペットの糞尿がビーズクッションについてしまったような場合には丸洗いをするようにしで清潔な状態をキープしましょう。
ビーズクッションの洗濯方法を教えて!
最近のビーズクッションは洗濯可能なものが多くなりました。洗濯表示に「水洗い可能」マークがあれば、自宅で洗濯することができます。水を含むと重くなってしまいますので、自分が洗濯しやすい・クッションを運びやすい場所を選んでください。
洗面器やたらいを使うよりも、洗面台や浴槽などを利用すると洗濯もしやすくなりますので工夫しましょう。
ビーズクッションは手洗い
水洗いマークのあるビーズクッションは手洗いすることができます。臭いが気になったりシミがあると酵素系漂白剤などを使った「つけ置き洗い」をしがちですが、ビーズクッションに中身のビーズが変色したり変形する危険性があります。
おしゃれ着用の中性洗剤を使って洗えば、ほとんどの汚れは落とすことはできますし日ごろのケアをしておけばそこまでひどい汚れがクッションにつくことは先ずありません。
おしゃれ着用の中性洗剤とバスタオルを何枚か用意すれば、あとは特に用意するものはありません。お天気が続く週に洗濯するとしっかり乾かすことができますので、できればお天気に合わせて洗濯する日を決めましょう。
手順1:クッションの大きさに合わせて洗面台や浴槽を使う
洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤を使い、漂白剤などはできるだけ使わないようにしましょう。ビーズクッションの大きさにもよりますが、洗面台や浴槽などのクッションの大きさに合わせて洗濯する場所は選んでください。
手順2:洗剤を溶かした水でしっかり押し洗いします
ビーズクッションは衣類とは違い浮いてきますので、しっかり汚れを落とすためにも「押し洗い」をしっかり行ってください。中の空気を抜くようにしてしっかり力を入れましょう。パンやモチをこねるような感じでクッションを色んな方向からもんでください。
手順3:すすぎはしっかり
水を含むとビーズクッションは膨らんでいきますので、洗剤も中に残りやすくなっています。すすぎは汚れや洗剤が浮き出なくなるまでしっかりと行ないましょう。
汚れていると最初は水が濁っていたり黒ずんでいますが、すすいでいけば透明な水に変化していきます。汚れも洗剤も浮き出さなくなったらすすぎは終わり。
手順4:脱水する
最初に水気を押して絞ったら、バスタオルを使って水分をしっかり絞ります。あらゆる角度からバスタオルを当てて水分が残らないようにしましょう。
ビーズクッションの中には水分が詰まっていますので、何枚もバスタオルが必要です。しっかり乾かすためにも、バスタオルでの脱水は時間をかけておこなうように心掛けてください。
おしゃれ着洗剤を使って洗濯しよう!おすすめのおしゃれ着洗剤ベスト10選
ビーズクッションの洗濯機洗いはおすすめできない
水洗いできるビーズクッションは、手洗いすると重量が重くなるので「洗濯機で簡単に済ませたい」方もいるようです。
結論から申し上げますと、洗濯機での洗濯はおすすめしません。
洗濯ネットを使って洗濯されている方もいますが、脱水時間が長かったためにビーズがネットの中に出てしまったり、ネットを使わなかったために洗濯機が使えなくなったなどの失敗談も見かけます。
またビーズクッションのカバーが洗濯ネットのファスナーに引っ掛かり、洗濯中に破れてビーズが飛び出てしまったり、脱水時間が長かったために取り出したとたんに破れてビーズが飛び出したなど「ビーズが中から出てきた」トラブルが多く発生しています。
洗濯機でビーズクッション破裂した死にたい pic.twitter.com/Qx017SNJi9
— しょこたん本物 (@shokotan1245) March 4, 2016
洗濯できないわけではありませんが、手洗いよりも気を使わなくてはなりませんし、脱水時間も10秒程度で終わらせるなどの洗濯方法を細かくセットする必要があります。
簡単なようで洗濯機の方が時間と気を使うことにもなりますので、そのリスクをよく考えて洗濯してください。
ビーズクッションの乾かし方
洗濯できるものは洗濯したら乾かしていきますが、ビーズクッションは天気が良い日でも1日で完全に乾くことは非常に少ないです。
表面的には乾いていても、押し込むと中から水がでてきてしまったなんて話もよく聞きます。天気に恵まれた日では、小さなものは乾きやすいのですがサイズの大きなものは時間をかけてしっかり乾かすようにします。
1時間に1回はひっくり返してまんべんなく乾かすこと
表面だけでなく、クッションの中身が乾いていないと生乾きの臭いがしたり、体を静めると中から冷たい水が出てくるなどのトラブルがあります。
風通しが良い場所に置いたら、1時間に1回はビーズを混ぜるようにしてひっくり返しながら乾かしていきます。クッションをクルクル回すようにして風の当たりを変えると中まで乾きやすくなります。
色あせ予防に陰干しをすること
ビーズクッションはカラフルなものが多く、あまりお日様に当てすぎると色あせしてしまうことがあります。それだけでなく熱を持ちすぎると破裂してしまったりすることもあるようです。それを予防するためにも、風通しがよい日陰での乾燥が一番です。
麻素材のような天然素材は特に、日に当たりすぎるとパサパサしますので注意してください。
時間をかけてしっかり乾かすこと
ビーズクッションは1日や2日で乾くものではありません。大きさにもよりますが3日から10日ほど必要になりますので、余裕をもって洗濯するようにしてください。
ドライヤーや乾燥機は使わない
乾燥するまでに時間がかかるので早く使いたい方は、ドライヤーや乾燥機などで乾燥させようと考えますが、ビーズに急に熱を与えてしまうと変形したり膨らんでカバーを破ってしまうこともあります。
乾燥は自然乾燥で、時間をかけてビーズの隙間もしっかりと空気が入り込むようにしてください。
うっかりした汚れやシミは応急処置でキレイをキープします
新品のビーズクッションや洗濯したばかりのビーズクッションは、綺麗なままに誓いたいのですがうっかりして飲み物をこぼしてしまったり、おやつのクリームがついてしまったなんてこともあるかもしれません。
サッと拭き取ったりすれば見た目には気にはならないものの、シミになってしまったりビーズクッションが臭くなってしまうのは困ります。
適した応急処置をすれば、すぐに洗濯しなくても清潔に使い続けることができますので、その方法を覚えておきましょう。
水溶性の汚れはサッときれいに落とすこと
紅茶やコーヒー・ジュースなどの、水で落ちる水溶性の汚れはついたらすぐに揉み洗いしてしまいましょう。
気づかずにシミになってしまった場合には、台所用中性洗剤を使ってシミをケアする方法もありますが、住居用の泡スプレー洗剤の泡を歯ブラシでつけて落とすこともできます。
汚れが落ちたらお湯で洗ったタオルを固く絞って汚れを吸い取り、きれいになったら乾いたタオルで水分を吸収させ乾燥させれば完了です。
クリームなどの油汚れ
子供が食べたケーキなどの食べこぼしは、油性の汚れになりますのでメイクを落とすクレンジングを汚れに揉みこんで、洗剤を溶かしたお湯で軽く洗います。あとはすすいでキレイにしたら、タオルで水分をしっかり吸収させて乾燥させます。
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ビーズクッションはクリーニングできる?
汚れがひどく家庭で洗濯できないものはクリーニングに出すことがおおいのですが、ビーズクッションの場合にはクリーニング店では取り扱っていないことの方が多いです。
中には商品を見てクリーニングできるか見積もってくれる店もあるようですが、特殊なビーズクッションは高額になることも多いのでおすすめはしません。
高額なクリーニング代金を支払うよりも、新しいビーズクッションを購入した方が安くなることもありますから、自宅で洗濯しても汚れが落ちないものは新品に買い替えることも検討してはいかがでしょうか。
ビーズクッションのビーズ交換でリフレッシュできる
使っているうちに全体的にビーズクッションの弾力性が失われていきます。ビーズクッションは洗濯しても元に戻ることはなく「中身を取り替え」るか追加することが必要になります。
各メーカーでは補充用のビーズを販売していますので、へたりが気になるようになったら早めに補充しておくと良いでしょう。
ビーズそのものが汚れてしまったりした場合には、中身をすべて入れ替えてしまうこともできます。その場合には一度ビーズをすべて取り出したらカバーを洗濯し、新しいビーズを入れ替えましょう。
汚れていたり劣化して割れているなどのビーズを入れたまま使うよりも、新品のように中身を変えたほうが弾力性も戻り使いやすさもアップします。
まとめ
丸洗いすることが多いクッションですが、ビーズクッションは無理に洗濯しなくても簡単なケアで清潔に使うことができます。特に洗濯機での洗濯は、洗濯回数が多くなればなるほどに傷みやすくなりビーズが飛び出してしまう可能性が高くなります。
普段のケアでは部分洗いや消臭スプレーを上手に使って、お気に入りのビーズクッションを大切に使ってください。劣化が激しいものや、カバーそのものが傷んできた場合には新しいビーズクッションに取り替えるなどして快適な毎日を送りましょう。
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