スポーツブラ・シームレス・ワイヤー入りなど色んなデザインがあるブラジャーは女性が毎日身に着ける大切ばランジェリーです。
非常にデリケートな素材を使っていることや、デザインが複雑なことからも手洗いが良いとされていますが「うまく洗えない」「面倒くさい」事から洗濯機を使っている女性も多いようです。
ですが「型崩れしてしまった」「ワイヤーが飛び出て使えない」などのトラブルも良く耳にしますので「やっぱり手洗いかな」とため息をついてしまうこともあります。
消耗品とはいってもできるだけ長持ちさせたいブラジャーは、やはり手洗いが一番おすすめです。ここではブラジャーの正しい手洗い方法と、洗濯機で手洗いのように優しく洗濯する方法などを紹介します。
目次
ブラジャーは毎日洗濯したほうがいいの?
大手のランジェリーメーカー「ワコール」がアンケート調査したした結果によると、毎日ブラジャーを洗濯する方は63%、1日おきが17%で残りの20%の女性は「毎日は洗わない」
結果となりました。
毎日洗わない理由とは
- 型崩れしそうで洗えない
- ブラジャーの洗濯は面倒くさい
- あまり汗をかかないから
- 臭くなったら洗うようにしている
- 汚れたら洗っている
色んな意見がありますが「そんなに汚れていない」「型崩れが気になる」「面倒くさい」などの意見が多いようです。
仕事が忙しく帰宅する時間が遅くなったりすることも多いキャリア女性や、子育てに忙しく自分のことは後回しになってしまう方は、「細かな洗濯」にまで時間を費やすことができないのが本音のようです。
ブラジャーの洗濯頻度はどれくらいがいいの?
デリケートな素材のブラジャーの洗濯は確かに面倒にも感じますし大変です。体に触れる部分が少ないので「毎日洗濯しなくても平気」と思ってしまうのもわかります。
しかし、素材やデザインを考えても汗がこもりやすく汚れが蓄積されやすいために目には見えない汚れがついています。
肌と密着している脇だけでなく、カップ内には汗や皮脂が溜まりやすくなっています。夏はもちろん汗をかきやすいのですが、冬は重ね着することも多くなりますので夏と同じように汗も多くなり雑菌が繁殖しやすいのです。
「汗をかいていないから」と洗濯をしないままのブラジャーを身に着けていると、二キビができたりと肌荒れをおこしやすくなります。
それだけでなく黄ばみなどの汚れが蓄積され、洗濯しても落ちなくなったり臭いがするようになる、生地を傷めてしまうなどのトラブルも発生します。
洗濯するよりもしない方が、ブラジャーの摩耗が早く来てしまいますのでブラジャーは毎日洗濯するように心がけましょう。
洗濯する前にここをチェック
大切なブラジャーを守るために、洗濯前にいくつかのことを必ずチェックします。
洗濯タグの確認
基本は手洗いのブラジャーですが、デザインによっては水温などが細かく指定されているものがあります。
面倒とは言わずに必ず洗濯表示は確認しておきましょう。
パットが取り外せるものは外しておくこと
バストアップブラの場合には、アンダー部分にパットが入っています。入れたままで洗濯するとパット部分に洗剤が残ってしまい、変色や肌荒れの原因にもなります。
また「乾きにくくなる」ことからも、パットは別に洗濯して乾かすようにしましょう。
ストラップや金具などの細かなところもチェック
ストラップが取り外しできるものは、取り外しておきます。ホックはしっかり留めて外れないようにしてください。
ホックが取れやすかったりするものは、寿命が来ていますので洗濯前のチェックで確認することもできて便利です。
色物と薄い色は区別して洗濯すること
枚数があれば、まとめて洗濯するのも良いでしょう。そんな場合には、色の濃いものと薄いのもは分けて洗濯しましょう。
洗濯液は同じものを使ってもかまいませんが、白いものから順に濃いブラジャーを洗うようにすれば万が一の色移りも避けられます。
使う洗剤は中性のおしゃれ着用か固形石鹸を使います
ブラジャーはデリケートな素材ですので、通常の洗濯洗剤ではなくおしゃれ着用洗剤を使います。
固形の洗濯石鹸には余分なものが配合されていませんので、肌の弱い方や洗剤かぶれしやすい方におすすめです。
直接ブラジャーに擦りつけず、ぬるま湯に溶かしてから使うと傷むこともなく安心です。
【美乳の人はやっている】ブラジャーは手洗いがおすすめ
ブラジャーの手洗いは面倒だし時間がかかると思いこんでいる方もいますが、毎日洗濯するのであれば「振り洗い」だけで十分に汚れを落とすことができます。
型崩れの予防もできますし、洗濯機で洗うよりも時間がかからないのでやってみると簡単!
洗濯機は手早く簡単なように思えますが、脱水によってバージスライン(アンダー部分)が崩れてしまうとサイズアウトする期間が早くなります。
手洗いはラインをキープすることができるメリットもありますので、高価なブラジャーやレースなどの装飾があるもの、お気に入りでできるだけ長く愛用したいものは丁寧に手洗いして保管しましょう。
必要なもの
手洗いに必要なのは洗面器とおしゃれ着用洗剤だけ。ネットに入れる必要もありませんし、サイズが小さいので短時間で洗濯が終わります。
シルク素材のブラジャーも、中性のおしゃれ着用洗剤で洗うことができます。高価なもので、念入りに洗いたい場合には「シルク専用洗剤」を使ってみてもよいでしょう。
おしゃれ着洗剤を使って洗濯しよう!おすすめのおしゃれ着洗剤ベスト10選
手順1:洗濯液を作ります
洗面器に水を張ったら、適量の洗剤を入れてしっかり溶かしておきます。汚れが気になったり黄ばみがあるからと、漂白剤は使わないこと。
手順2:振り洗いで汚れを落としましょう
購入して間もないブラジャーは目立った汚れもありませんので、ストラップをもって軽く振るようにして洗います。
押したり、ねじったりすると型崩れしてしまうのでやめましょう。谷間の部分やカップ内に汚れがある場合、その部分だけを軽くつまむようにして洗います。
手順3:すすぎはしっかり
すすぎは水がキレイになればOKです。すすぎは洗面器の中で、ブラジャーを振るようにして洗いましょう。
すすぎが不十分だと黄ばみの原因になりますので、しっかりと洗剤を落とすようにしてください。
手順4:脱水はタオルでやさしく
ブラジャーの脱水は洗濯機を使わずに、タオルやバスタオルをつかって優しく水分をきります。その時に形を整えるようにしておくと、干すときの手間も省けます。
ブラジャーは洗濯機でも洗えます
ブラジャーの洗濯には、専用の洗濯ネットが必須です。カップのラインに沿った三角形のデザインのものであれば、ブラジャーを洗濯機から守ってくれますのでしっかりしたものを選ぶようにしてください。
ネットに入れたら洗濯機の中に入れます
洗濯機のコースは「手洗い」「クリーニングコース」の弱流洗いを洗濯し水量に合わせて洗剤と柔軟剤をセットします。
自分で洗濯時間をカスタマイズできるのであれば、洗濯時間は短めの5分程度で終わらせましょう。
脱水はできればせずにすすいだら取り出します
全自動の場合には、脱水までやってしまうので取り出すことはできないので洗濯が終わったら取り出して手早く干してください。
ブラジャーの正しい干しかたもマスターしましょう
せっかくキレイに洗濯したブラジャーを適当に干してしまうのは良いことではありません。長持ちさせるためにも、きちんとした干しかたをマスターしておきましょう。
型直しをしっかりすること
洗濯がおわり、しっかり水分を切ったらすぐに干さずに型直しをします。これはレースの縮みを防いだり型崩れを予防するためにも必ず行っておきたいこと。
カップの内側もよれがないのかを確認し、しっかりカップを整えます。ワイヤレスブラなども、左右上下に軽く伸ばして形を整えましょう。
乾いてしまうと上手くいかなくなりますので、湿っている間にさっと行ってください。レースが多いものは、指でやさしくつまんで丁寧に伸ばすとキレイになります。
ハンガーにカップを挟むように吊るす
ブラジャーをアンダー部分で吊り下げる方もいますが、これではせっかく型直しをしても崩れがおこります。
カップ左右下2カ所を洗濯バサミで挟み、風通しが良い日陰に干します。紫外線に当ててしまうと、素材を傷めてしまうだけでなく変色や黄ばみの原因になりますので避けましょう。
洗ったのにブラジャーが臭い!その原因と対処方法
「洗濯をしているのにブラジャーから臭いがする」そんな経験はありませんか?顔に近い場所に身に着けるので、動くたびに鼻につくようになると落ち着かなくなります。
胸回りには、脇と同じアポクリン汗腺があり皮脂分泌も汗にまざって活発になる部位です。特に谷間は汗も溜まりやすく、衣類と挟まっていますので蒸れやすく通気性も悪くなります。
じわっとした汗でもブラジャーに染みついてしまえば、臭いの元になります。毎日洗濯していれば、臭いが発生することもありませんが「毎日洗濯しない」場合には特に臭いが発生しやすくなります。
ブラジャーは外に干すことはできませんので、ベランダや部屋干しともなれば天気によっては「生乾き」になってしまうことも。
ブラジャーの構造的にも「乾きにくい」ことから、しっかり乾かないまま着用したことで汗と生乾き臭がミックスされてしまいます。
一度臭いが沈着すると、通常の洗濯ではなかなか落ちなくなりますので「気になって仕方がない」時には以下の方法でケアしましょう。
洗濯機ではなく手洗いする
手洗いの場合には、谷間などの気になる部位を軽く挟み洗いすることができますがネットに入れてしまうとこてができなくなります。臭い防止のためにも、手洗いするようにしましょう。
固形石けんで洗う
固形の洗濯石鹸には、余分な界面活性剤が入っていませんのでブラジャーにやさしく「汚れが落としやすい」メリットがあります。
歯ブラシを濡らして固形石けんを泡立て、臭いが特に気になる部位を軽くこすります。全体的に洗濯する場合には、ぬるま湯に一度石鹸を溶かしてから手洗いの要領で洗いましょう。
重曹を使って洗う
酵素系漂白剤を使うこともできますが、レース部分が傷みやすくなるので重曹がおすすめ。
おしゃれ着用洗剤液体石鹸と合わせて、重曹入り洗濯液を作りましょう。洗剤に対して重曹は1/2の量を使いますので、洗面器のお湯に適した洗剤を入れたらその半分の量の重曹を入れて溶かし手洗いします。
臭いがきつい場合には30分程度のつけ置きをして、軽く振り洗いしたらキレイにすすいで手早く干しましょう。手荒れ予防に重曹水で洗う時も、必ずゴム手袋をつけること。
重曹でつけ置きしたり、後で洗剤や石鹸で洗うよりも汚れも臭いもスッキリ落ちるのでおすすめです。
まとめ
洗濯機でも洗うことはできますが、ブラジャーを傷めやすく寿命を早くしてしまうことからも、手洗いが一番おすすめの洗濯方法です。
どうしても洗濯する時間がない時には洗濯機を使っても構いませんが、全自動の場合には手洗いコースでも脱水時間がブラジャーには長すぎます。
生地が傷んでしまうとよれも起きやすくなり、場合によっては変形してしまいバストをしっかり支えることができなくなります。
ブラジャーの役目をしっかりサポートする意味でも、手洗いが一番ブラジャーに優しい洗濯方法です。
忙しい合間に洗濯するので、毎回手洗いは難しいこともあるでしょうが美しいバストはブラジャーによってキープされます。
大切にすればサイズが合う限りは愛用できるものですから、「たかが洗濯」と言わずに気持ちよく手洗いしてあげましょう。
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