洗濯で色移りしてしまったものを元に戻す方法はある?知っておきたい予防と対策

洗濯ものの山

お気に入りの衣類に色移りしてしまった!そんな経験はないでしょうか。「ついうっかり」なこともありますし、「いつも使っている洗剤なのに…」ということもあるでしょう。

「色移りしてしまったものは諦めるしかない」と思っているのなら、ちょっと待ってください。洗濯で色移りしたものが元のようになるのなら試してみたくはありませんか?

ここでは「色移りしてしまったらどうすればいのか」「色移りしてしまう原因」「色移りしたものをどう落とすのか」「時間の経ってしまった色移りは落ちるのか・その落とし方」「色落ちさせないために」を順に詳しく解説します。

色移りしてしまった衣類などを諦めて処分するまえに、ご一読いただき悩みを解決してください。

洗濯による色移りはすぐに落としましょう

洗濯桶とバケツ
洗濯物を干そうとしたときに一番目に入る色移り。特に色が濃いものや初めて洗濯するのは色移りもしやすいので、気を付けている方もいるとは思いますが「なんで?」なんてこともあるようです。

素材によっては色移りすると落ちにくくなってしまうものもありますので、早めの対処が必要になります。

手早く落とせば色移りもスッキリ

どのくらいの色移りか、範囲はどれくらいなのか、素材は?によっても「完全に元に戻すことが難しい」のが色移り。だからこそ「見つけたらすぐに落とす」ことを頭に入れておきます。

先ずは色移りの原因となっている衣類を別にし、色移りがひどくならないようにします。それからとにかく少しでも早くに落とすこと。時間が経ってしまうと、色が落ちにくくなり手間もかかってしまいますので注意しましょう。

色移りは原因によって落とし方も違う

色移りしてしまった場合には、「色を落とす」「抜いてしまう」方法が一般的です。お湯をつかったり、酵素系漂白剤や重曹・セスキ炭酸ソーダ・オキシクリーンなど「シミや汚れも落とせる」便利なものを使いますが、繊維や色移りの原因を知らずに「こする」「何度も洗濯」してしまうと色移りはなくなっても繊維が傷んでしまい使えなくなってしまいます。

色移りの原因は、きれいに落とす方法を選んだり予防するための知恵としても必要なことです。「染色が溶けだしている」だけでなく「どうしてそうなるのか」を原因から探りましょう。

色移りしてしまう原因とは

色移り
水に色が落ちやすい衣類から、他の衣類に色移りすると思っている方が多いようですが「どうしてそうなってしまうのか」考えたことはありますか?

色移りは「洗濯方法」「繊維の染色方法」「衣類の色」など色んな要因がかさなっておこります。それを頭に入れておけば、色移りの予防にも繋がります。

白いものと色物を一緒に洗っている

色落ちで一番多いのが「白い衣類に色移りしてしまった」というもの。基本的に「白い衣類は色物と分ける」ことが大切ですが、何度も洗濯機を回すのは面倒ですから「これは大丈夫だろう」と洗濯した結果色移りしているというものです。

白は色が移りやすいので「色落ちしない」ものでも色物は別に洗濯するのが一番です。洗剤によっては繊維の色を薄くしてしまう「漂白効果」があり、これによって白い繊維に色移りしてしまうこともあります。

色落ちしやすい衣類を他のものと一緒に洗濯している

洗濯表示と一緒に「他のものとは洗わないでください」と書かれたラベルがついているものや、購入した時にペーパータグに洗濯の注意があるものなど「色落ちしやすい繊維」を使った衣類には必ず注意書きがついています。

これは衣類に使っている染料が洗濯をすると色が溶けだしてし色移りしてしまうために「単体で洗濯」することを推奨しているからです。

インディゴの新品デニムが、色落ちしやすいのは染料の「堅牢度(けんろうど)」が低いからです。染色の美しいインド綿は「色止め」された繊維を縫製していますが、洗濯すると色落ちしやすいです。

このように加工されていても洗剤を使って洗濯することで「色落ちの可能性がある」と表示されたものを、他の衣類と洗濯すれば色落ちしやすくなり、白いもの以外にも色移りしてしまいます。

洗濯機の脱水の遠心力で染料が飛んでいる

色移りしそうなものは、洗濯機に一緒に入れないことが一番ですが「特に指定がない」ものはついまとめて洗濯してしまいます。洗濯機の脱水は、洗濯槽の回転による遠心力によるもの。「点々とした色移り」はこの脱水力が強いことで染料が飛沫(ひまつ)して起こっています。

色物はデリケートな素材が多いので、洗濯方法を見直したり洗濯機のモードを変える・脱水時間を短くするなどの工夫が必要です。

湿気によって色移りしてしまう

「前はそんなことがなかったのに」こんな色移りは、濡れたままの洗濯ものをいつまでも同じ洗濯カゴに入れていたり、脱水後に洗濯機の中に長時間放置していることで色が移ってしまいます。洗濯前に確認した時には、そんな色移りなどなかった場合にの水に濡れたまま放置したことで染色がゆるんで移っています。

濡れたままで放置しない、洗濯したら手早く干すなどすることで予防することはできます。

水温が高く色落ちしやすくなっている

色移りはしないけれど、淡色が色落ちしてしまった経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?水温が高いと淡色でもこのように色が落ちてしまうことがあります。ましてや色が濃いものになると、色落ちもしやすくなりますので色移りも起こりやすくなります。

水温が高い時には、白いものと色物は分けて洗濯するなどの工夫で色移りの予防をするのが安心です。夏場のように水道や井戸水の温度が高い季節には、色移りも起こりやすくなっていますので注意しましょう。

洗剤や漂白剤をダイレクトに洗濯ものに入れている

洗面器で手洗いするときは、ぬるま湯や水に洗剤を溶かします。洗濯機には洗剤投入口があり、水に溶けだしながら衣類に馴染むようにまっていますが、「面倒だから」「粉せっけんだから」と衣類の上に直接洗剤や酵素系漂白剤を投入してしまうと液剤が強すぎで漂白効果が高まり色が落ちやすくなります。

そうなれば、落ちた染料は他の衣類に移ってしまう確率も高くなります。液体洗剤は投入口を必ず使い、粉せっけんは水がたまったら適量を投入してかき混ぜるなどを守りましょう。

色移りした衣類を洗濯で元に戻す方法

洗濯機
お気に入りの衣類に色移りしてしまった時のガッカリ感はもう表現しにくいもの。気を付けて洗っているのに「どうして色移りしてしまったの?」と怒りまで覚えるでしょう。

色移りを見つけたら、とにかく早くの処置を始めること。とくに変わったものを用意せずとも、家庭にあるもので簡単にケアすることができます。

洗濯してすぐの色移りはお湯で落とす

洗濯物を干場で広げたら「こんなところに色が移っている」と気づいたような場合には、洗剤を使わずにお湯で落としましょう。水の温度が高くなれば、汚れも落としやすくなります。ですが熱湯などを使うと、繊維が傷んでしまいますので通常は30~40℃程度のぬるま湯が好ましいです。

色が移ってしまった繊維の色を落とすには、これよりも少し高い45~50℃くらいのお湯を使います。洗濯機ではなく、たらいや洗面器にお湯を張って「弱アルカリ性の洗剤」を既定の2~3倍入れて色移りした部分を軽く揉み洗いします。

お湯の温度が高いので、必ずビニール手袋を使い火傷しないように注意すること。熱くて揉み洗いができない時には、洋服ブラシなどを使って軽く色移りした部分を叩くようにしてみましょう。

洗濯機の多くは耐熱温度が40℃に設定されていますので、それ以上のお湯を入れてしまうと壊れてしまう可能性もあります。できるだけ手洗いするか、つけ置きして温度が下がったら揉み洗いして落としてください。

重曹を使って見る

重曹
白いものに色移りしてしまった場合には、重曹と酵素系漂白剤を使って落とすことができます。重曹は弱アルカリ性ですから、単体でも十分な効果を得ることができますが「色移りがひどい」場合には酵素系漂白剤をプラスしてしっかり落としましょう。

重曹を大さじ1杯~2杯ほどを容器に用意したら、色移りしたところに振りかけていきます。その時に古い歯ブラシをつかい重曹を繊維の中にしっかり入りこむようにしましょう。

色移りの範囲が広い・点々として飛び散ってしまったような色移りは、プラスお湯の酵素系漂白剤を使って落とします。

洗面器に40℃~50℃くらいのお湯をたっぷり入れたら、重曹を大さじ2杯に酵素系漂白剤を30ml混ぜて良く溶かします。30分~40分ほどつけ置きしておきしてから、しっかりすすぎましょう。

部分的な色移りであれば重曹だけでも十分に落とすことができますので、酵素系漂白剤が使えない時には重曹だけで落としてください。

弱アルカリ性の洗剤で洗濯する【オキシクリーン】

オキシクリーン
引用:Amazon
頑固な汚れもたちどころに落としてしまうオキシクリーンは、色移り落としにも活躍してくれる便利な洗剤です。これを酵素系漂白剤の代わりに使うことで、色移りをスッキリ落とせます。

まず40℃~50℃の少し熱めのお湯を洗面器に入れて、いつも使っている洗剤を規定量の2~3倍の濃度で溶かします。そこに既定量のオキシクリーンを入れてしっかりと溶かしましょう。
そこに色移りした衣類をつけ置きして30分ほど待ちます。つけ置きが終わったら、しっかりとすすいでください。洗剤が多いので洗濯機の「すすぎ機能」を使っても良いでしょう。

色物は酵素系漂白剤を使わないこと
酵素系漂白剤は「色物にも安心」な漂白剤で、染み抜きに使うこともあります。色物の色移り落としに使う場合には、裾などの目立たない部分に少量を塗って色落ちしまいかを必ず確認してから使いましょう。

時間の経った色移りはある程度までは落とすことはできます

色が薄いものは洗濯が終わった時点で気が付くことも多いのですが、色物に色移りしてしまった場合には乾燥させて片付ける段階で目に付くこともよくあります。すでに時間が経過してしまった色移りは、家庭での洗濯で落とすことは難しいもの。目立たない程度にまで何とかしたい場合には、以下の方法で処置をしてみましょう。

白の衣類などは酵素系漂白剤を使います

真っ白のワイシャツやブラウスに色移りしてしまうと、非常に目立ってしまいますので「もう使えない」とがっくりくることでしょう。

そんな時に頼りになるのはやはり「漂白剤」です。デリケートな素材は少々気を使うものですが、ワイシャツなどのハリのある素材であれば問題なく使えます。

安心して使える「酵素系漂白剤」もしくはアルカリ性の「ハイドロハイター」を40℃のお湯1Lに対してに5g(キャップ約半分)をかき混ぜ溶かしたら30分程度つけ置きします。

酵素系漂白剤よりもアルカリ性の漂白剤の方が漂白効果が高いので、時間がたってしまった頑固な色移りも落としやすくなります。

色・柄物の場合にはクリーニングに

色柄ものに色移りしてしまった場合、使えるのは「酵素系漂白剤」ですが時間が経ってしまった色移りは完全に落とすことはできません。シミのような部分的で範囲が小さなものは、染み抜きの要領で落としていきますが色落ちを防ぐためにもプロの手を借りるのが一番安心です。

クリーニング店では、シミだけでなく色落ちのケアもやってもらえますので一度どのような状態なのか問い合わせしてみましょう。

時間が経つと色移りはセルフケアではなかなか落ちません。素材によっては無理に洗剤を使ってしまうことで繊維を傷めてしまうものもあります。またお湯によって繊維がごわついたり変形してしまう「化繊素材」は、無理に洗濯しないこと。白物は自宅での洗濯で落とすことはできますが、色柄物も色移りは無理に洗剤を使ったりせずにクリーニング店で相談してください。

洗濯で色移りを防ぐためのポイント

色落ちしたものが他の衣類に色移りしまいようにするためには、洗濯物の仕分けと洗剤を選ぶことが大切です。また「色物にも安心」な酵素系漂白剤も使いかたを間違えてしまえば色が抜けてしまうことにもなります。洗濯前の準備で色移りを予防することができますので、必ず下準備を忘れないようにしましょう。

洗濯ものは仕分けする

デリケートな素材やおしゃれ着は当然ながら分けて洗濯をしますが、白いものと色物はまず分けること。色物の中でも濃いものと薄いものは別に分けるようにして、衣類にあった方法で洗濯しましょう。

毎日細かく洗濯するのは面倒だと思う方は、2~3日に1回色物を洗濯するなど決めておけば色移りを避けることができます。

洗濯ネットを利用する

デリケートな素材を洗濯する際につかう洗濯ネットですが、色落ち予防にも効果を発揮します。脱水力により色落ちには、この洗濯ネットが非常に有効ですが「もともと色落ちしやすい素材」は洗濯ネットに入れてもさほどの効果を得ることはできません。色物の洗濯にはできるだけ洗濯ネットを使い、色分けする工夫でより予防効果は高くなります。

色移り防止シートを使ってみる

ドクターベックマン 色移り防止シート
引用:Amazon

洗濯ものをより分けていても色移りが気になってしまうのであれば、市販の色移り防止シートを使って見るのも方法です。洗濯する時にシートを入れるだけで色移りを防止してくれる便利なグッズで、まとめて洗濯したいけど色移りが心配な時に使えます。

色物は手洗いする

色落ちしやすいものは、洗濯機でまとめて洗うのではなく手洗いするようにしましょう。特に色移りしやすいものは、最初に手洗いして色をある程度落としておくことも忘れずに。洗剤もアルカリ性や酸性ではなく「中性洗剤」を使うことで色落ちや色あせを予防することができますので安心です。

洗濯が終わったら手早く干してしまう

洗濯機の中に放置したままにすると、雑菌も繁殖しやすくなりますし、色落ちの原因にもなってしまいますので手早く洗濯ものは干すようにしましょう。

まとめ

お気に入りの服に色移りすると気分も落ち込みますし、洗剤が悪かったのか…とがっくりしてしまいます。色移り防止のためにも、洗濯前の下準備をしっかりとして予防することを考えてください。

万が一色移りしてしまった場合には、手早いケアが大切ですが「どうしても自分では落とすことができない」と判断した時には、慌てずにクリーニング店で相談しましょう。

無理に漂白剤を使ったり、何度も洗濯を繰り返してしまうと繊維を傷めてしまい着用や使うことができなくなってしまいます。それを避けるためにも「洗濯ものに合った洗剤を使う」「洗濯ネットを有効に使ってみる」「色柄物やデリケートな素材は分けて洗濯する」「手洗いが向いているものは個別に手洗いする」などして色移りしないようにすること。

ほんの少しの手間をかけることで、大切な衣類を色移りから守ることができるのですから、洗濯も楽しむことができるでしょう。

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